まるで、夏の夜

まるで夏の夜

昔、お盆(山形では、旧盆なので、8月13日がお盆。お墓参りにいくのが習慣だ。)にお墓参りに行く途中、さわやかな空。少しづつ暗くなっていく空をみて、近所の画家(本当に画家かどうか、わからない)が、「ブルーシャンブルーの空だ。」と言った。

僕が小さい時、そう、小学校の高学年のころだと思う。ブルーシャンブルーというのが、どういう色かは、いまだに、わからないけど、あの時の空の色が、それだったんだという記憶がある。

いつも、お盆のころに夕焼けから、暗く空が染まってくると、きっと、これが、ブルーシャンブルーなんだろうなあって思っていた。

と、思っているのは自由だが、まだ、6月。お盆の空には、まだ、かなり早い。

ただ、いつのまにか、お空では、梅雨はどっかに吹っ飛んで、夏になっているらしい。

山形の夏は、確かに暑いけど、湿度が少ない。そのために、すごしやすい。夜は、寒いくらいに冷え込む。蒸し暑くて眠れない夜なんてない。

学生時代、東京に住んでいて、東京の夏を知っている。眠れない夜が、何度もあった。

やはり、山形は住みやすい。雪も降るけど、それは、それで楽しい。夏は暑いけど、夜は、ぐっすり休める。

すみやすいところだなって、この年になって、つぐつぐ思う。

クールビズで仕事をしているのに、寒いくらいの日が続いている。



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