九輪草
花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっている。
平成24年5月7日 松林山薬師寺第二十三世 瑠璃光心院大僧正俊雄大和尚の本葬がとりおこなわれました。
俊雄大和尚の生前の話の中で、息子である、俊章住職は、この九輪草の話をされました。
丁寧に種をとり、少しづつ増やしていったという九輪草が、境内に咲き乱れています。
思えば、俊雄大和尚は、実に、こころ優しい人でしたが、それは誤っているということに関しては、それは違うと思うとはっきり言われる方でした。
少し、厳しすぎないかと思うようなところもあったりしたのですが、一つ一つに厳格なかただったと思います。
それでいて、周りをきづかうところがとても、やさしい感じがしていました。
この、花は、どんなことを語りかけているのでしょうか?
俊雄大和尚の優しさでしょうか?それとも、いろいろなことを教える師としての姿でしょうか?
「あなた方は、木の根っこから生まれたんじゃない。
あなた方のお父さん、お母さんがいて、そして、そのお父さん、お母さんがいて、さらに、そのお父さん、お母さんがいる。
ご先祖様がいたから、あなたたちがいるんだ。
そのご先祖様を敬うことこそ、仏の道なんだ。」
いつの法事のときの話だったのか、ふと、俊雄大和尚を思うとき、思いだす、フレーズだ。
合掌。
社長ブログ・ランキングに参加しています。よろしければクリックを!!