悲しみの薬師寺

雪の薬師寺

雪の薬師寺の本堂の前。とても、大雪になってしまった。

松林山 薬師寺 名誉住職 守谷俊雄 大僧正の密葬が行われた。

突然、1月29日に亡くなられた名誉住職の死は、私にとっても、非常に残念でならない。

もともと、私の生家は、妙高山 千手院という天台宗のお寺で、その兄寺が、ここ、松林山 薬師寺なのだ。

私の父は、この薬師寺で、お寺の修行をし、亡くなられた名誉住職ともいっしょに修行をした。よく、父にその話を聞いたものだ。

ご葬儀

1月28日に帰省されていたひ孫を楽しそうに抱かれて、あやされて、翌29日の朝に、あっという間に旅立たれた話をお聞きして、名誉住職らしいと言えば、そのような気もするのである。

昨年まで、ご住職をされながら、数々の福祉事業のお手伝いをされ、受勲をされ、今年から、ご住職を息子さんの俊章和尚に引き継がれたばかりだ。

名誉住職になられて、ひ孫さんとものんびりされて、よかったのに、なんと、急がれての旅立ちなのであろうか。

とにかく、いろいろな仕事にも勢力的に活動されて、忙しい毎日だったと思います。

特に、私の生家の千手院を薬師寺に併合する話では、天台宗まで、何度も足を運ばれて、ほとんど、その仕事をお願いすることになりました。お礼を申し上げるしかありません。

お寺様の葬儀に出ることなど、ほとんどありませんでしたので、11名ものお坊さんが、京都から駆けつけ、延々と流れるお経。そして、焼香。新しい住職の俊章和尚のご挨拶と飾るところなどない、厳かなお葬式でした。

名誉住職には、なんどとなく、いろいろなお話をお聞きしましたが、私が一番大事に思っていることは、

「私たちは、木の根っこから生まれたわけではない。あなたのお父さん、お母さんがいて、さらに、そのお父さん、お母さんがいて。

その先祖たちがいるから、あなたがいるんです。そのご先祖様を敬うことが、仏の道です。」

合掌



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悲しみの薬師寺” に対して2件のコメントがあります。

  1. 山形県手をつなぐ育成会 より:

     本ブログに初めて訪問しました。
     現在、故守谷俊雄山形県手をつなぐ育成会理事長の追悼特集、会報「手をつなぐ親たち」号外を編集中です。

     お願いです。
     本ブログ、薬師寺の雪景色の写真お借りしたいのです。
     故守谷理事長が書いた文章「別れて偲び難きは愛別離苦の嘆きあり」と共に掲載する写真としてぴったりです。

     ぜひ、ご協力よろしくお願いします。

  2. t-imaizumi より:

    山形県手をつなぐ育成会様
    ご連絡、ありがとうございました。
    お電話でもご連絡さしあげたので、ブログで、このコメントを公開するかを迷っておりました。
    でも、故守谷会長のことを知ってもらうためにも、載せたほうがいいと思い、連絡先など一部カットして公開させていただきました。
    お電話でのお話でも、ただ、お人柄を偲んで、合掌するばかりです。

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