娘のいないひな祭り

娘は、昨年、静岡に嫁いでしまい、もう、ひな祭りを祝う娘はいないのだが、妻は、どうも違うらしい。
お雛様は、年に1度必ず出して飾るものだと思っているらしい。
お前のお雛様はどうしていたの？って聞くと、それは昔の話だからわからないという。
結構、僕以上に適当だと思うのだが、それは違うらしい。

とはいえ、妻のお父さん。僕からみれば、義父から娘にいただいた大事なお雛様。
娘に女の子でも生まれたら、そのまま飾ってもらえばいいかと簡単に思っていたが、妻からいえば、それはそれで、違うらしい。
おじいちゃんになった僕から贈る者だという。
となるとこのお雛様はいったいどうなるんだろう．．．
義父から娘に、さらにその娘にと引き継がれていくのが一番いいと僕は思う。

こんなに素敵なお雛様なのだ。
お雛様にも、魂があるのだろうから、ずっと飾ってもらうのが一番いいと僕は思う。
　
　
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