スパゲティ

お昼のスパゲティ。ナポリタンだ。しかも、大盛りだぞ。

むかし、昔の話です。
結構、和食が多かった我が家は、スパゲティなど、食卓にのぼることがなかった。まして、僕はおじいちゃん子で、ほとんど、おじいちゃんがおやつを作ってくれたりしていたので、スパゲティなんてものを理解できなかった。

おじいちゃんは、いろりで、焼きおにぎりを作って、待っていてくれたり、おそばをゆでてくれたりした。野菜の煮物がおやつだったりした。

今、考えれば、こっちの方がずっと贅沢なんだけど、スパゲティなど食べたことがなかった。大学に入って、東京に出て、おばのところで、初めてスパゲティなるものを食した。ケチャップの入ったナポリタンだ。

「たかしちゃんは、スパゲティなんて、食べたことないでしょ。」とおばが出してくれた、スパゲティをこれは、なんなんだ。焼きそばのケチャップバージョンかと思った。

そんなことを思い出しながら、コンビニのスパゲティを食べた。「うまい」最近のコンビニは、実にうまい。それに、大盛りってのがうれしい。

最近は、すっかり、コンビニで食事をすることが多くなってんだけど、スープも買えば、お湯を入れてくれるし、食後のデザートだって、スイーツだって買える。

時間があれば、本を立ち読みすることも出来る。実に便利な、お店だ。

思わず、明日の、アイスクリームまで、見てしまった。
「これを食べよう。」
完全に、コンビニの作戦にはまっている。

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