小学校の遠足の思い出
小学校の遠足のとき、僕の親は、必ず、海苔巻きを作ってくれた。遠足では、おにぎりが定番だったから、海苔巻きとお稲荷さんが入ったお弁当は、楽しみで、楽しみで仕方がなかった。
写真は、新婚さんのお弁当をのぞき見。最近の海苔巻きは、ちょっと贅沢だ。
小学校の遠足のときは、本当にかんぴょう巻きの海苔巻きとお稲荷さんだけ。たまご焼きがあったような気がする。
それでも、うれしくて、うれしくて、仕方がなかった。それなのに、お昼の時間になり、お弁当を広げると、友達や先生に、「おいしそうだな」と必ず、取られてしまう。
代わりにおにぎりをもらっても、うれしくない。
いつからか、遠足のときは、一人で、誰にも取られないように、隠れて食べるようになった。
あれは、何年生のときだろうか。誰にも取られないようにと、一人で食べていると、「おい、一人で食べているのか?」と先生に見つかってしまった。「おすしか?いいなー」と先生は言ったが、取られなかった。
微笑みながら、去っていった先生。今、考えると、きっと、誰にも取られたくなくて、一人で食べているのが、わかったのだろう。
一人で全部食べた僕は、みんなと遊ぶために、走って他の人たちと合流した。
そんなことを思い出す、新婚さんのお弁当。海苔巻きにも愛情がたっぷりだ。
こんな、お弁当なら、遠足でも十分だ。
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