「吾妻連邦」山の向こうは福島

吾妻山

山形県米沢市から見た、吾妻連邦。

米沢市の中心を流れる、最上川の橋から、撮った。

あの山々の向こうは、福島県福島市。

今回の福島原発事故の被害地だ。

米沢市は、この吾妻連邦のおかげで、放射線量も少なく、比較的安全だといわれている。

しかし、それも本当に?って思う人も多いんだろうなあ。

なんと、福島原発から直線では、80Kmしか離れていない米沢市。米軍なら、退避しなければならない地域だ。

ところが、風向きなのか、この吾妻連邦のおかげか、放射性物質は、福島市から二本松、郡山と南下していった。

福島の取引先も郡山の取引先も、放射線計を持って、仕事をしている。家族は、みんな、退避している。本当にこれが日本なのだろうか?

ここ、米沢市はというと、あの山のおかげで、放射線量は少ないと感謝はしているけれど、どれくらい少ないのか、どれだけ測定しているのか、よくわからない。

今回、肉牛からセシウムが出た。米沢牛のブランドで売り出す、ここの牛肉にも、その放射能をおびたわらを食べた牛があったことが報道された。

母なる山。吾妻山に感謝するのもいいけれど、もっと、いろいろな観測をして、それをネットなどで公表しなければ、何にもならない。誰も安全だなんて思わない。

各学校のグランドやプール。砂場など計る場所はいっぱいある。それを表示して初めて、安全性がわかる。県が国がって言っていては、何も解決しないのだ。

さっきも言ったけど、原発から80Kmしか離れていない米沢が、安全だと思っている人などいないのだ。

東京の人も大阪の人も、アメリカ人もドイツ人も。米沢市が安全だと思っていない。

ネットで5万円で放射線量測る計測器が買える時代だ。もっと、米沢市は、そのデータを計り、公表すべきだ。「無駄に市民を不安にしないように、公開するな」と県の指導や、国の指導があるのかもしれないが、公開しないほうがもっと不安になる。

ただ、米沢市の場合は、公開していないんじゃなくて、計ってもいないような気がして心配だ。和服を着たオネーチャンを受付に置かなくても、1日あの子に放射線の計測器で計測させれば、1日10箇所くらいの計測はできるはずだ。戻ってきて、データを入れるくらい、すぐできるでしょ。そんな、ソフトとホームページくらい、うちの会社で作ってやるよ。

そんなこと言っても、動かないんだろうな。米沢市は。

市長の安部三十郎さんに直接言わなきゃだめかなー。「米沢市は市民を守るために、徹底的に、放射線量の計測を行い、それを包み隠さず公表しています。」 「危険な数値が出たら、まず、市民のための行動をとります。」なんて、言ってくれれば、かなり、カッコいいのに。



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