雪囲いのお片づけ
豪雪地帯の米沢市では、庭の木を雪から守るため、「雪囲い」という庭木を雪から守る囲いを毎年作る。
春が来ると、その囲いをはずして、庭の緑としばし、和む。
玄関前の「雪囲い」は、大雪のため、その重みで少し曲がってしまった。
でも、この囲いがないと、木々は折れてしまうのだ。
庭は、大きな木にも1本1本、囲いを行う。
松などは、枝を上から吊ってしまう場合もある。
庭には、まだ、雪が残っている。手前に見えるのが、雪だ。
これらの庭木の囲いを一本一本、縄を切りながら、片付けていく。
中には、雪の重みで折れてしまった囲いの木もある。
結構、これは、大仕事だ。なんと、朝から、息子にも手伝ってもらって、1日かかってしまう。(雪囲いをするときは、毎年11月ころだが、2名で約3日かかるから、片付けるのは、そんなに大変ではない。といいながら、丸一日かかってしまう。)
ようやく、玄関前の完了。囲いの中から開放された若葉が、思い切り飛び跳ねている。
西の空が、夕焼けてきたころ、ようやく、雪囲いの片付けは完了。
なんと、あのトーテンポールのような庭が、夕日を浴びた庭に変わった。
ほっとして、庭を眺めてしまう。父が生前作った庭で、僕自身はあまり庭に興味がない。
ただ、父が作った庭を壊すわけにもいかない。暑い夏を越して、11月になれば、また雪囲いをするのに、無駄だという気持ちはない。
考えてみれば、冬場は毎日の雪かきや屋根の雪下ろし。雪国の人は、働き者だ。
雪国の人たちは、きっと気長で、自分のやっていることが無駄だとか、無意味だということを考えない。それは、毎年同じことで、意味があるとかないとかではなく、当たり前のことになっている。
僕も、「よし、今日はこれで終わり。今日は一杯飲むか。」で一つ仕事が終わった満足感で一日が終わる。
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