地震のつめ跡
山形県米沢市 上杉の城下町。上杉まつりが延期になった話は、以前書いたが、お祭りだけだなく、上杉神社にも大きな被害があった。
友人と上杉まつりを開けるのかという話題になった時、
(友人)「イヤー 鳥居だって壊れているのに、お祭りどころじゃないだろう」
(俺)「えっ 鳥居壊れているの?」
(友人)「松岬神社の鳥居なんか倒れたんだよ」
ということで、天気のいい今日。カメラを片手に上杉神社に行ってみた。(写真は、クリックすると大きくなります)
上杉神社を正面に参道を歩いて行くと、お堀の手前、右手に上杉鷹山公を祀る松岬神社がある。
なんか、景色が違うなと思ったら、倒れて壊れた鳥居の一部があった。
けが人が出なくてよかったと思うばかりだ。
先に進むと、上杉神社のお堀の前へ出る。
元々、上杉神社は、上杉家の米沢城後で、このお堀が内堀だ。
上杉家の旗 「毘」と「龍」が見える。
上杉神社の堀を渡る橋からは、お堀端に「上杉伯爵邸」が見える。
上杉家は、あらゆる混乱を乗り越え、上杉伯爵となって、江戸から明治の動乱を乗り越えているのだ。
さらに、進むと右手には工事の後。ここに何があったのかも覚えていない。
何かの石碑のような気がする。
いよいよ、上杉神社の鳥居前だ。
話の通り、壊れて応急処理が施されている。まっすぐ、上杉神社に行くには、参道からそれて、神社社務所の方を回っていかなければならない。
先に進むと、右手に上杉神社稽照殿が見えるのだが、なんと休館中だ。
上杉神社稽照殿は、先のNHK大河ドラマの「天地人」の直江兼続がつけていた愛の兜で有名な鎧兜を展示している宝物殿だ。
その先の上杉神社は、無事だったが、なんと地震のつめ跡は、上杉神社にも及んでいた。
友人は、
「観光を考えるのであれば、早く、こういった観光のための施設の修復をすべきなのに。
やはり、上杉まつりも秋に行うのが一番だね。」
と言った。
米沢市も今回の地震の被災地であることは間違いないと思った。
ただ、それでいながら、わが町の観光施設を直すよりも、隣県の被災者たちを受け入れている米沢市はある意味、誇れる町だ。
米沢市体育館に避難している人たちを、近くの結構式場は、食事の招待をしたという。その他にもボランティアの人や、米沢市、商工会議所いろいろな人たちが、避難している人たちにも「おもてなし」の心でふれあう。
カメラを持ちながら、まず、避難している人々を考えるこの街はとてもいい街だと思った。
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