テニス　モチベーションの話

テニスの指導は、僕自身は完全にボランティアなんだけど、山形大学の学生をアルバイトで使っている。アルバイトの学生には、しっかりとアルバイト代を払っている。
アイティーラボは、いまいずみ・テニス・ラボだなんて言われてしまう。でも、これも少しだけだけれど、社会貢献かなって思っている。

今日はその中で、モチベーションの話。どんなスポーツでも同じモチベーション（動機付け）が高くないといいパフォーマンスができない。僕は、絵のようなかわいい娘が応援してくれたら、モチベーションが上がるんだけどな．．．．

モチベーションとパフォーマンスは、逆V字の関係

昔は、モチベーションが上がれば、やる気さえ出せばパフォーマンスは上がると思われていた。でも、縦軸にパフォーマンス、横軸に、モチベーションを取った時、実際にでるパフォーマンスはある程度までモチベーションが上がったところで最高になり、その後は下がってしまう。いわゆる逆V字になる。
モチベーションが上がるにつれ、パフォーマンスは上がるが、パフォーマンスが最高に達して、それ以上モチベーションが上がると逆にパフォーマンスは落ちてしまうのだ。

IT社長のﾌﾞﾛｸﾞﾗﾝｷﾝｸﾞに入っています。よろしければ、ｸﾘｯｸを!!

試合に入るとき、選手は最高のパフォーマンスをするために、モチベーションを上げる。「さあ行くぞ！」「さあ、来い！」などど、自分自身に気合を入れる。いわゆるセルフトーク。

ところが、それがある程度までいくと、パフォーマンスは落ちていく。いわゆる、「勝つぞ、勝つぞ」っとモチベーションを上げていって、「上がってしまった」「自分をコントロールできなくなった」といった状態。こうなると、深呼吸をしたり、さあ落ち着いてと言ったりして、逆にモチベーションを下げて、パフォーマンスを最大のところへもっていく必要がある。

プロの選手は当然それを知っていて、対応するし、ジュニアの強い選手は、無意識でそれを行っている選手が多いのだ。

さて、今日も多目的運動場で練習したメンバーにワンポイントを！！

イチ

【ｽﾄﾛｰｸ】手を怪我しているため、練習にならず。スピンの練習に切り替えたのはさすが。【ｻｰﾋﾞｽ】とにかく、太一はキックをしっかりさせないと入らないはず。とにかくキックをさせること。【ﾎﾞﾚｰ】ﾎﾞﾚｰも手の怪我で何もいえず。一度、フォームを確認したい。

ヒヨコ

【ｽﾄﾛｰｸ】ﾗｹｯﾄにヒビが入っていたため、ﾗｹｯﾄを貸しているが、ﾌﾚｰﾑが小さくなった分、早く振れているような気がする。ﾗｹｯﾄ選びは検討したい。一瞬見せたｽﾃｯﾌﾟはさすがだ。とにかく、声をかけないと手を抜くので、声をかけてしっかり振らせるようにしたい。【ｻｰﾋﾞｽ】まったくｻｰﾋﾞｽになっていない。どこかで直さないとまずい。【ﾎﾞﾚｰ】ﾎﾞﾚｰはやり直し。特に、グリップを注意。

ナツ

【ｽﾄﾛｰｸ】膝の送りだけをチェック。肩から引いてしまうところが気になる。【ｻｰﾋﾞｽ】とにかく、キックと腕がばらばら。よくこれだけ別に動くなって感じ。キックに合わせて打て。キックが先だと指示。【ﾎﾞﾚｰ】ﾗｹｯﾄが下に振ってしまう。ラケットの下の部分を前に出すように指示した。

アッキー

【ｽﾄﾛｰｸ】40%はいいショット。30%はふけて、30%はネット。これでは、試合にならない。ﾗｹｯﾄのせいだと思う。このﾗｹｯﾄで東北でよく試合をしたなという感じ。打ち込まないとまずいという話をした。あのﾗｹｯﾄはむしろ包み込むらしく、おそらく振れていないと思われる。使いこなすまで10ヶ月はかかるかな。そう言えば、やたらフォームがでかくなっているのは、ﾗｹｯﾄが振れないためだろう。重さも20g増えているしね。

タックン

【ｽﾄﾛｰｸ】だいぶ、ｺﾝﾊﾟｸﾄになってきた。ｺﾝﾊﾟｸﾄにそしてﾍｯﾄﾞｽﾋﾟｰﾄﾞを上げるこれが、課題だ。【ｻｰﾋﾞｽ】キックが、背中側に流れてしまう。打つ方向へキックするように指示。【ﾎﾞﾚｰ】ﾗｹｯﾄが下に振ってしまう。ラケットの下の部分を前に出すように指示した。

ユッキー

【ｽﾄﾛｰｸ】今日は、いま一つ、のってこない。案外、波があることを理解。打点をもう少し前にするように指示。すぐ出来てしまうところがすごい。【ｻｰﾋﾞｽ】前にキックすることをだいぶ意識している。このままで戻らないようにしたい。とにかくキックして打つことを続けさせよう。【ﾎﾞﾚｰ】ﾎﾞﾚｰはこれからですね。

ヤット

【ｽﾄﾛｰｸ】とにかく、ﾍｯﾄﾞｽﾋﾟｰﾄﾞはよくなった。後ろ足の膝が前に出ないと手打ちになってごまかす。常に厳しく言わないとダメ。また、足が突っ立ってしまい、硬くなる。もう少し膝を曲げてみろと指示。【ｻｰﾋﾞｽ】前にキックするように指示。とにかく、手打ちで終わりにしてしまう。誰が教えていたんだ。【ﾎﾞﾚｰ】ﾌｫｱーと同じ打ち方をする。参った。

エミー

【ｽﾄﾛｰｸ】しっかりと打っている。膝の動きも良くなった。特にﾌｫｱは、後の足が、前に倒れるようになった。時々、ﾌｫｱのパームがなくなって、そのまままっすぐフォロースルーする。注意してみていきたい。【ｻｰﾋﾞｽ】個別に指導。右側にボールを出すこと。開かないこと。

リョー

【ｽﾄﾛｰｸ】ステップがいい感じで動いている。とにかく打たせることに専念したい。余計なことを考えなくていい。本人はどうも色々と考えるらしく、他の人の言うことを聞かないように注意が必要。【ｻｰﾋﾞｽ】手首を使う癖がある。この指導は他のコーチのような気がする。とにかく、それは仕方がないので、キックを中心に指導。

シン

【ｽﾄﾛｰｸ】打たせることが今は重要。高いﾎﾞｰﾙは、パームするために、リバース回転している。そのままでOK。学生が直さないように注意する必要がある。【ｻｰﾋﾞｽ】とにかく完全にプロネーションしてきている。ボールも回転してきている。上体を前に折れないように注意。キックさせて直すのが一番だと思う。

ヒュー

【ｽﾄﾛｰｸ】ﾊﾞｯｸがどうしても上から下にラケットが出るため、引きを下げた。だいぶよくなった。次回、これがうまくいっているかを調整したい。ﾌｫｱはだいぶ自信をもってきている。とにかくﾍｯﾄﾞｽﾋﾟｰﾄﾞを上げる方向で指導したい。【ｻｰﾋﾞｽ】肘を曲げてセットすることは、かなり意識しているみたいで、いい感じだ。次回、再度確認が必要。

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