栗子峠
昨年の中央自動車道笹子トンネル内での天井板の落下事故を受けて、栗子トンネルの天井板撤去が始まった。
事故から10ケ月。これが、早いのか遅いのか、僕にはわからないが、危険な状態は決してよくはないので、工事をすることには賛成だ。それは、あたりまえで、ちょっと遅すぎないって感じかも知れない。
まあ、山形県民など、国から見れば、最後でいいんだろうから、仕方がない。
そんなことより、そういう時に限って、福島でのお仕事。
通常は、1時間かからない福島駅までが、なんと1時間半以上。ちょっと、つらいなあ。
トンネルの中は、鉄板を一つ、一つはずすのだろう。門のような、工事現場がありその上に人が見える。
当然、しっかりとした体制でやっているのだろうが、結構、危険だし、車の排気ガスなんかも考えれば、大変な仕事だ。
塀の上には、鉄板があり、その上で仕事をしているんだと思う。
暗がりの中で、その作業はちょっと、僕には出来そうにない。
作業をしている先は、既に鉄板ははずされた状態で、丸いトンネルの輪郭が見える。
危険だから、当然、工事をしているわけで、それは当たり前のことなのだが、まだ、福島県沖での地震が続くなか、なんで、10ヶ月も後に、工事なんだろうと思ってしまう。
危険が少ないから、なんて、国の数字が出ているんだろうが、結局、国の発表なんて、信頼できない。
もっと、政治的な話で、動いているんだと思ってしまう。
福島での、原発での事故ですら、安全だという政府に、どんなことを言っても、意味がない。人気の出るオリンピックみたいな話しか、政治家は興味がないようだ。