最近、朝早い

最近、朝、目が覚めてしまう。

本当にジジイになったんだなあ。って思う。昔は、絶対起きない奴だった。特に学生時代なんか、弟が布団の上から、ニードロップをしても起きない。布団を取っていっても、起きない。

そいつが、今日も5時過ぎには、起きている。

年ってこうやって、とるんだ。

ちょっと、外に出てみると、遠くの雲と、近くの雲。

遠くの雲は「天高く、馬肥える秋」の真っ白な雲だ。高校のとき、地学の先生が、あれは氷だ。って言われたような気がする。ほんとか？

遠くの雲は白く美しく、近くの雲は、低く、どんよりとしている。そして、流れていく。

本当は、僕は、あの遠くの雲になって、遠くの空から君をみて上げなきゃならないのに。

近くの雲のように、どんよりと黒ずんで、流れていってしまっている。

今のこの試練は、たぶん、天からの贈り物。「調子に乗るんじゃないよ。しっかり、足元を見ながら、生きていけ！！！」

僕が、遠くの空を見上げているのと同じに、君も、遠くの空を見ている。

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