品質

朝から、お客様のところに行った。帰ってきたのは、9時。

要は、トラブルなんだけどね。ハードウェアのダウンによる復旧の話。

なんと、サーバーがダウンして、新しく入ったサーバーは、以前のサーバーと全く違うスペックだ。

もう一社はすでに、そこに導入が、完了している。わが社もそれに負けるわけには、行かない。

でも、WindowsServer2003から2008serverに、32bitのマシンから64bitのマシンになり、サーバーの環境が変わると当然、動くものもあれば、動かないものもある。

それを動かして、なるべくお客様に損害を与えないようにすることが、我々SEの仕事。いち早い、復旧をしたいのだが、どうも、なかなかうまくいかないことも多い。立上だけも、ベースのプログラムと、クライアント側のプログラムが動かない。

しっかりと動作の確認をして、再度立ち上げたいのだが、費用もかかるし、時間もかかる。

お客様は、すべて、費用もお金ものんでくれるのなら、簡単だが、費用を最小限にして、なるべく早く、立ち上げたい。

ここで、SEの腕が試されるのだが、プログラムの変更は、リスクが高い。どんな影響があるかもわからない。ここは、こちらも慎重に行きたいのだが、費用も安くして欲しいといわれる。

「うちは、かなり安いと思うんだけどなあ」と心では、思っている。

ここで、大事なのは、品質。環境が変わっていることは、お客様はなかなか理解できない。安くして、ろくなテストもしないで動かしたら、絶対、バグる。

プロは、品質が大事だ。安かろう、悪かろう。では、通用しない。

安くして欲しいというお客様の気持ちもわかるが、しっかりとしたテストの時間だけは、不可欠なものだ。

でも、なかなか、理解しては、もらえない。


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