小沢代表の辞任の話
世間では、民主党の小沢代表の辞任の話で持ちきりである。
壊しやとか、逆キレ、無責任とかいうけれど、なんとなく、今、会社のトップにいて、自らが選んだ人たちから、考え方を一方的に拒否されれば、俺も同じことをするんじゃないかなって思ってしまう。
下から自由に意見を言って合議制で進められるってとてもすごいようだけど、結局、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいな発想で、危険な行為だと思う。人数が多いのであれば、正しいというのは、誤りだ。トップが判断したら、それに従うのも大事だし、もし、トップが誤っていれば、身を挺して諌めるのも大事なことだろう。
正義とは、と考えてしまう。
この会社を立ち上げる前の会社、情報処理技研の総務を担当していたYさんに偶然、銀行で会った。
元気そうだった。何故、情報処理技研は、たった1億3千万の負債で破産しなければならなかったのか?資産は、1億近くあったから、あっても5千万くらいの赤字ではなかったかと聞かれた。破産時の9ヶ月も前に、私は会社を辞めていたし、詳しいことはわからないと答えたのだが、他の、例えば、会社更生法や民事再生法などの方法はなかったのか、という話になってしまった。
なんで、今泉さんは、社長をしなかったのかと聞かれた。情報処理技研が破産する前の年の春、当時のI社長と私はI社長が会長に退き、私が社長をする案を話したが、当然、「俺が、社長やるから、お前は退け」って話が通るわけがなく、話は決裂。その後、I社長との溝は埋まらなかった。そのときも、「誰もお前には、ついていかない」と断言された。傲慢なやり方だとI社長から非難された。そして、私は情報処理技研を去り、情報処理技研は破産した。
私が社長をしていれば、とは言わないが、多数の人の意見が正しいとは限らない。
小沢代表は、国民のために自分達が出した公約の少しでも法案化したい、そのためにはという言葉を発した。私も仮にマスコミがどんなに非難されても、正義のために小沢代表のように動くような気がしている。