雪下ろし
まだ、雪下ろしをする必要がないかなあ。と思っていたんだけど、来週まで、ほっておくと、その間に大雪が降ったら困ってしまう。
屋根の雪下ろしなんて、何のことかわからないかもしれないけど、雪国にとって、まず、住宅を守ることは、大切なことなのだ。
住宅を守るって大げさな話だけど、雪の重みは半端じゃない。
あんな、軽い雪が、スポンジのように水を含み、さらに、寒さで凍って、屋根の上に陣取っているのだ。
雪の重みで、軒先が折れたり、家がつぶれたりすることは、結構あるのだ。ほとんどが、まだ、大丈夫だと思ったとか、忙しくて雪下ろしが出来なかったとか、そういう問題なんだけど。
それでいて、老人が多い世帯では、屋根からの落下事故も多い。先週来、屋根から落ちて、死亡した人もいる。
屋根に上って、下界を見ると、一面の雪景色。どこに、そんな雪があるんだろうと思ってしまう。
二階の屋根に上って、住宅街を見てみる。
雪国ののんびりとした光景が見える。
雪が軽くて、何の害もなければ、汚れた世界を覆う、素敵なプレゼントなんだけれどなあ、と、下界を眺めながら思う。
そんな、のんびりなことも言っていられない。
屋根からはつららが、こんなに長く、成長し、頭からおっこったら、それだけで、怪我してしまう。
子供たちは、「つららだ、つららだ。」って喜ぶかもしれないけど、こいつは、氷の凶器なのだ。
下から見てそんなに多くないと思った雪も、実は、50cmを越える雪が、降り積もっていた。
しかも、一時、寒波が緩んで、雨が降ったため、雪の下側の層には、水を含んだ思い氷がある。
こりゃあ、やっかいだなあ。と思うのと、早めに気がついてよかったと思うのと、両方だ。
まる一日かかって、この雪を下ろした。
雪国の仕事ではあるけれど、有酸素運動をしているとか、筋トレをしているつもりでとかは言っていられない。
こんな作業をしているんだから、雪国に対しては、少し減税して欲しいと思うのだが、世の中は、無駄遣いをしたまま、税金を上げるための準備をしている。
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