飯豊連邦

遠くに飯豊連邦が見える。

山形県長井市生まれの僕は、母なる山、飯豊のふもとに育った。

他の山々より、一番早く冠雪して、真っ白な姿を見せる飯豊。

山岳の道路など、切られていなくて、自然がそのまま残った山。飯豊山。

蔵王のエコーラインや、吾妻のスカイライン、バレーラインのように、簡単にいくことのできない山だけに、神秘の美しさがある。

そんな、長井の友達、長井高校の同僚から、メールが来た。

「30日、忘年会するから、来い！！！」

えっ、ゴメン、30日は俺、仕事なんだ。次回には、必ず行くね。

友達たちを会いたい。特に、今年は、親友だった、齋藤が他界し、本当にショックな年だった。

友人たちと一杯飲みたかったなあ。齋藤の話でもしながら。

でも、仕事の方が今は大事だし、齋藤も仲間たちも、まあ、仕方がない、次回ねと言ってくれるに違いない。

早く、いい会社にして、年末、こんな遅くまで、仕事をしている必要がないようにしたいものである。

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