法と道徳

雪景色

会社からの外の風景。

やっぱり雪なんですね。地球温暖化、暖冬とかいうけど、ホント?むしろ、氷河期でもきているんじゃないの?ってくらい寒い。-9℃というのが、朝の気温でした。サムー

今日のお題は、ちょっと固めのお話。

昨日、株式会社シグマの営業のY氏が、正月の挨拶に来てくれた。「年末にお邪魔したけど、いなかったから、ハイ、カレンダー」 とても陽気だ。年末は、我社もバタバタで、出ていたんで、きっと嘘だろうと思いながらも、来ていただけるのはうれしい。

Y氏とは、この会社を立ち上げる前の株式会社情報処理技研という会社時代にいっしょに働いた。非常に優秀な部下だった。残念ながら情報処理技研は2006年11月に破産してしまったので、既に今はない。

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彼と会うと当時の情報処理技研の社長だったI氏の話になる。I氏は日本IBM出身の優秀な方だったが、残念ながら、当時の情報処理技研をわずか1億4千万円の負債で破産させてしまった。株主総会も開かず、彼の一存で破産の道を選んでしまった。
当時、情報処理技研に売掛のあった会社や、借入のための保証人をやっていた人など、大変な苦労をすることになった。
その時の彼の言葉が、法的に問題ないという言葉だった。
法的には、株主総会を開かないで破産手続きをしても問題ないらしいし、そんなつぶれそうな会社に掛売りをしていた取引先が悪い。まして、保証人はそういったことを予想して保証人になっているはずだし、印を押しているはずだ。
ウーム。その通りですね。
法と道徳ということを考えてみる。
殺人は、道徳的に悪いことだから、法で罰則を作っている。だから、法と道徳は同じだという人もいる。
しかし、法よりも道徳はもっと広い。もっと人間的だ。例えば、不倫は、道徳的には非難されても法的な罰則はあるのだろうか?
結婚前に何人もの人と付き合っていることは、まったく自由な恋愛だし問題がないが、道徳的にはどうなの?
こちらが直線で優先道路だから、出てくるほうが悪いといったら、こんな雪道で事故はなくならないだろう。
決して、法的に大丈夫だからと言って、それが正しいわけだはない。法的に大丈夫でも人間として正しくなければ、それは、正義ではないと私は思う。
そんな話をしながら、Y氏は、帰っていった。

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