米沢のジュニアテニス
写真は、2011年7月16日 米沢中央高校で行われた、Wilsonのジュニアテニス講習会の写真。
なかなか、ジュニアのテニスが根付かない米沢で、毎年、Wilsonからコーチが来てくれるのは、すごくありがたいことだ。
根付かないというより、テニス後進国なのだ。雪国ってこともある。ソフトテニスが非常に普及していることもある。でも、山形市は、中学にも、高校にも、テニス(硬式)部があるし、決して、山形県がそうだというわけではない。米沢市が異常なのだと思っている。
そんな中で、僕は十数年前からジュニアのテニスの指導をしてきたので、米沢では草分けだと自負している。
なんとか、ジュニアたちを育てる努力をしなきゃならないと思っている。
今日、自分が持っている、ジュニアチームの練習をみた。
「うまくなったなあ。」と感心する一方、その下の子どもたちがついてきていないと思っている。
米沢市全体のジュニアテニスの教育システムが出来ていないと思うのだ。
今、米沢のジュニアは、
①小学校1年から底辺を広げる意味で、スポーツ少年団としてテニスを指導している。スポ少は、10数年の歴史とともに、50名を超える子どもたちを指導している。
②中学校では、四中を中心に硬式を部活動にしようとしているが、なかなかうまくいかない。少子化の中、新たな部活はできそうにないし、地域スポーツクラブへの移行も難しい。
③アンジェというテニスクラブがジュニアの指導をしてくれている。これはプロのコーチでうまくいっているようだが、プロが来るのは月に2回ぐらいらしい。
④ラブ・フィフティーンというテニスショップ、テニス協会の事務局で唐澤コーチが南陽市を中心にジュニアの指導をしている。
⑤高校には、米沢中央高校と九里学園高校にテニス部がある。でも、他の学校に進んだ子どもはテニスを続けるチャンスがない。
⑥そこにaiテニスアカデミー。僕が主宰しているテニスチームがある。
中学、高校とテニスを続ける機会がないのが、事実だ。
僕は、主宰しているチーム。aiテニスアカデミーは、もともとは、米沢市硬式テニススポーツ少年団の選手層を教える強化チームだった。それが、独立したものだ。
ボール代やコート代、アルバイトで教えてもらっている山形大学テニス部の学生の費用以外は、僕も、お金をもらっているわけでもないし、どうしても、自分のテニスを理解してもらえる人にしか教えないみたいな、わがままな点があることは事実だ。
僕は、ただで教えているのに、他のコーチにこう言われたから、それは直せないとか言われると、僕自身がムッと来てしまうのだ。だから、山形市や福島市のテニススクールに行ってコーチにつくなら、そっちから習ってくれというのが、僕の主張だった。
でも、そうも言っておれない状況ではないかと今、思っている。それは、スポ少から中学へ進んだ子どもたちが、テニスから離れていくケースが多いからだ。
僕自身がムッとくるかどうかは別にして、僕がそんなに指導する時間もない状況なんだから、もっとオープンなテニスを続けるチャンス、機会を作ることが、僕の使命ではないかと思っている。
僕自身、他のチームで指導を受けているから入れないとか、単に打ちたいだけで来ている子だから入れないとか、僕の指導法に文句を言う人は入れないとか、そういったことにこだわっていたら、それは、結局、大人のエゴかなあと思っている。
aiテニスアカデミーのオープン化。どのようなジュニアにも入るチャンスのあるチームにすることが大事になってきたように思う。
スポーツ少年団が、テニスの普及を目的とした団体であるならば、aiテニスアカデミーは、選手を目指すテニスの指導を行う団体であるべきだと思っている。
所属は、スポ少でも、中学校でも、高校でも、どこの団体でもよくて、とにかく、選手を目指す子どもたちのオープンな育成団体であるべきと考え始めた。
スポ少のコーチもしながら、そして、そこから、テニスの選手を目指す子どもたちのために、いろいろなチャンスを増やすことは、ある意味、自分のライフワークのような気がする。
結構、米沢のジュニアテニスに関しては、ブログを読んでいただいている方も多いようで、もし、よかったら、ご意見をいただければありがたいです。
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