『いろはのい』
『いろはのい』から教えなきゃだめだ。
僕が、一番最初に会社に入ったのは、米沢信用金庫の電算課。よく、当時の課長から、『いろはのい』と言われた。
口癖のように、『いろはのい』から、一つ一つ教わった。なにもわからない社員に対して、指導する課長は、当然、電話の受け方から、お茶の出し方、徹底して、一から教わった。
それが、当たり前だと思っていたが、最近の若い子達は違うらしい。
教える方も、気を使って教えるし、何とか、育って欲しいと思うのだが、なかなかそうはいかないようだ。
ついつい、怒ってしまった。
「君に判断を仰いではいないの? 判断をするのは、君ではなくて、上司や社長の僕なの。 勝手なことをして時間を費やさないでくれ。 僕は、君たちにお金を払って仕事をしてもらっているんだ。 君たちの勝手な判断で余計なことをやってもらっても、お金を支払わないぞ。」
「指示された仕事が終わったら、何をしてもいいんじゃなくて、報告しろ! 次に何をすればいいんですか?って聞け! それは、当たり前のことだ。 言われなければ、何をしててもいいというもんじゃない。」
そんなこと、『いろはのい』なのにね。
報告一つできない。言われなければ、勝手に仕事を作ってしまう。そんなことを許していれば、会社が回らなくなってしまう。
僕もそうだったように、『いろはのい』から、教えるしかない。
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