気になる家

ずっと気になる家がある。

２階の窓から、きれいなグリーンが見える。お店やなんかじゃないみたいだし、普通のおうちに見える。

どんな人が住んでいるんだろう。自分だけになくて、車で通りかかるひとまで、心を和ましてくれるのは、どんな方だろうと思ってしまう。

ちょっとだけ、飾ってあるグリーンが、ほかの人を和ましてくれたり、励ましてくれたりすることってあるんだな。

きっと、この色あいは、おうちにすんでる人の好きな色合いなんだろうが、僕もこの明るい色が好きだ。

結構、昔は、地味な色合いが好きだったような気がするんだが、最近は、明るい色合いが好きになってきた。

好みというのか、年というのか、昔好きだった、モノトーンよりは、明るいピンクのほうが気にいっている。年齢によって、好みが変わるんだろうか？

たとえば、紫陽花（あじさい）。小さいときは、花びらがいっぱいで、嫌いな花だった。チューリップのような、シンプルな花が好きだった。
でも、最近は、紫陽花のいろや、花びらが重なりあった雰囲気も結構好きだ。

花なんて、女、子供の好きなものと言って、見向きもしなかったのに、年をとってくると、いつの間にやら、いいもんだなんて思ってしまっている。

花やグリーン、季節、四季、自然・・・・・・そういったものが、人間を和ましてくれている。なんて思ってしまっている。

そのうち、庭の木にも興味がわいてくるときがくるかもしれない。

そんなことを思っていると、台風はどこへやら、素敵な色の夕焼けだ。

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