トラブル
トラブルというかどうかは、わからない。
3年前に収めた仕事なので、いまさらという気もするのだが、決してそうではないことが多い。
仕事は、やはり契約ごとであり、その契約が履行されれば完了である。それ以上でも、それ以下でもない。ところが、私たちが販売しているシステムとなると、どうも話は別である。
うまく動いて当たり前、なにかあると、欠陥ではないか、プログラムのミスではないかという話になる。設計するときに打ち合わせをして決めていることさえ、まったく意味がなくなる。
そんなもんなんですよね。システムって。
それで、お願いしているのが、保守契約。動いているシステムを維持するためには、いろいろとやらなければならないことがあります。
ハードウェアのエラーはないか、イレギュラーデータはないか、レスポンスは遅くなっていないか、等々。
現在は、約20社から、少しずつ費用をいただいて、保守作業をしているのですが、事業としては成り立っていません。
要は、保守では利益が出ていないのです。それでも、保守をお願いするのは、次のビジネスへつなげること、トラブルを最小限に抑えることなのですが、なかなかご理解をいただいていないのが、現状です。
今回のトラブルも、無償で追加で作成した調査用プログラムのバグです。SEから見れば、無償でサービスしたプログラムなんだから、文句いうなよって気持ちがどこかにあるのでしょう。私からみても出来が悪い。(まあ、調査用だから仕方がないのですが)
だったら、調査用としてSEのメニューを作っておけばいいのに、通常のメニューに載っていれば、こりゃ、バグだって言われるでしょう。
バグはバグと認め、大声で怒鳴られながら、修正して深夜帰宅。
それでも、クレームを言っていただけるお客様は、まだ、脈のあるお客様。
本当に、見捨てられると、連絡さえこない。「クレームは大事な、信号。しっかりと対応するように。」と常々言っているところである。
という意味では、最近、お金になる仕事とクレームとどっちが多いんだろう。
少し、考えさせられる。
写真は、僕の机の上、お客様からいただいたもの。夏らしい香りがする。そう、感謝していただいているお客様もいるのだ。今のクレームのお客様もわが社のファンになってもらえるように、しっかりサポートするしかない。
いつも社員にいうこと。
「人間なんだから、ミスはある。プログラムのミスは必ずある。ただ、そのミスに対して、どのように対処したかで、会社は評価される。」
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