石彫家 『高橋 朗』
石彫家 『高橋 朗』
友あり。遠方より来る。
高橋 朗は、長井高校時代からの友人だ。というより、同志だ。
僕が長井高校の生徒会長、高橋朗は副会長だ。いっしょに、進学校との難しい生徒会を運営した同志だ。
彼は、現在、静岡にアトリエをもつ、石彫家だ。その道ではちょっとした芸術家だ。
彼から、「いっしょに飲もうぜ」と言われると、「おい、いつ帰ってきたんだ。了解」みたいな話になる。
友人が数名集まって飲んだ。
今年は、彼は山形での仕事が多いという話なのだ。
まずは、長井市の駅の西側の公園の作成のために、彼の作品をいれた公園を作る。それが、このデザインだ。
まあ、iphoneで撮った映像だから、中身まではわからないだろうが、彼らしい、公園全体を見て中に彼の作品が生きているという絵だ。
もともと、高橋朗という芸術家は、自分の作品を自然の中や、ビルの中でどのように活かすかを考える芸術家だ。
キャンパスは、街であったり、公園であったり、その中に彼の作品が息づくのだ。
ベンチには、彼の遊び心だろうか、バックの石彫が見える。長井で取れた木材もしっかり取り込んでいるのだ。
そして、彼がもっとも得意とする、小動物。森のなかで動きだす。
長井市は、市長が、内谷重治氏。俺達の一年後輩のサッカー部だ。
俺:「アッシュ(高橋氏のあだ名)、しっかり金もらえよ。お前の芸術の対価だからしっかりもらわにゃダメだ。」
アッシュ:「いやー。材料代はもらう予定だけど。それより、地元に貢献したい。」
あまりに美しすぎる。芸術家は、自分の作品を安くしちゃだめだ。と俺は思うのだが、彼は違う。
そんな彼が好きなのだが.....
宮内中学校の校庭。そして、泣いた赤鬼で有名な浜田ひろすけ記念館での個展。
今年の彼から目を離せない。
「俺達の学年が、今年は高校の同窓会の当番学年。こりゃいいタイミングじゃねえか?アッシュ、俺も勝負の年だし、いっしょに頑張ろうぜ」
と、声だけ大きい俺に、芸術家の目は、輝いて見えた。
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