友人の葬儀
友人の葬儀に出席してきました。訃報の話はここ。
訃報がとどいてから、3日間。どうも、もうひとつ、仕事に張りがありませんでした。
同級生が、友人が突然亡くなるということは、どこかにショックを受けているんだろうなと思う。
午前中の火葬に出席していたんだけど、僕は、葬儀よりも火葬の時に、魂が体から抜け出していくと思う。
確かに、体という固体がなくなるので、魂が生きていると考えるのであれば、それが一番自然かもしれない。
火葬が終わるまで、何度もお線香をたむけながら、空中に飛び出しているだろう魂に何度も呼びかけた。
「おい、どの辺を飛んでいるんだ?」
「すぐ、そばにいるのか?」
まったく僕は勝手な男で、飛んでいるだろう魂に、
「俺が困った時、助けてな」
「しっかり、俺のこと見守ってくれな」
たぶん、彼は、
「自分の家族をずっと見ているけど、たまには、見てやるよ。」
って言っていてくれるような気がする。
午後の葬儀は、とてもりっぱだった。
株式会社 すずや を一代でここまでした彼を思って、大勢の弔問客がやってきていた。
ふと、彼に「負けた」と思った。
奥さんもお子様達のお話もすばらしく、感動的ですらあった。
もし、僕が死んだら、これだけの葬儀を自分の妻や子供たちが出来るだろうか?
俺を見ていてくれではなくて、彼のためにも、僕が何をできるのかを考えなければならないなと思った。
ただ、今は、合掌。
式場全体に飾られたお花、入りきれず、玄関先まで並べてあった。
そして、この弔問客。彼に拍手を送りたい気持ちだった。
亡くなったことは悲しいけれど、奥様やお子様達にすばらしい誇りをプレゼントして、彼は旅立った。
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