素敵なメール
昨日の午後、僕は、まだ仕事で福島にいて、新しいシステムのテストや、打合せでぎっしりだった。
まあ、月末の土曜日。4月から動かすシステムのテストを行っていたのだ。
そんななか、うれしいメールがやってきた。
「コーチ、SFに勝って、1時から、Fです。」
テニスを教えている、教え子からのメールだ。教えているなんて言っても、最近は、なかなかコートに行くこともできず、僕の教え子っていうより、どんどん、いろいろなコーチから教わっている子だ。
時計も見るとまもなく、1時。仕事中に、メールを出すわけにもいかず、どきどきしながら、いい結果が来ることを祈った。
15時半。写真いりのメールが届いた。
「優勝しました。
SFも2-1。Fも2-1だったので、疲れました。」
教え子が、賞状を持った写真が添付されてきた。あのね、疲れましたって、すごいことなんだぞ。東北のチャンピョンなんだぞ。
まだ、幼かったころ、この子は絶対、強くなると言っていた。とにかく、足が速い、そして、反応が早い。瞬発力は半端じゃなかった。
もちろん、どんなに素質があっても、努力なしでは、上には行かない。
そして、それを理解してくれる家庭がなければ、試合にすら出られない。
君は、すばらしい才能を持っていたし、そして、それを理解してくれる、家庭もあった。まだまだ、先は長い。これから、もっとすばらしい選手になって欲しい。
みんなの手本になる選手になって欲しい。
送られてきた、賞状を持つ、少女は、昔、この子は絶対強くなると言ったころの小さな子ではなく。自身に満ちた少女になっていた。
僕は、そんな子を指導できたことをうれしく思った。
こんなに、ハイな気持ちになっているのに、仕事はというと、そうそうハイにはならず、結局、こんなに遅くなった。明日も仕事だ。あああ、ジュニアを見つけるような目で、部下も探さなきゃいけない。
そっちの能力は僕にはないらしい。
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