『覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返らず 』
ラジオで、このことわざの話しをしていた。 ふと、友人との会話を思い出した。
昔々、もう、30年以上前の話だ。大好きな人に、ふられた時の話。
ふられた時の、ヤケ酒で、友達と話をしていた。
(友)「彼女の方から、別れ話を言ったんだろう?そんで、お前なんて言ったの?」
(俺)「1年間だけ、待っていてあげる。でも、それでも、戻ってくる気がなかったら、別な彼女を探すからね。って言ったよ。」
(友)「お前は、バカか。『覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返らず 』ということを知らないのか?」
(俺)「何だよそれ?」
(友)「一度、お盆からこぼれた水は、二度と元には戻らないということだよ。」
(俺)「へー、そんなことわざがあるんだ。」
確かに、その1年後、彼女は他の男と結婚してしまった。
これからが、本題。
『』覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返らず 』の意味
周の太公望は、若い頃貧乏なのに働かず読書ばかりしていたので、妻は愛想を尽かし出て行った。
後に太公望が出世して高位につくと、出て行った妻が復縁を求めてきたが、そのとき太公望は盆の水をこぼして「この水を元に戻せたら復縁に応じよう」と言ったという故事に基づく。
「覆水」とは、こぼれた水のこと。
だと、ラジオでも言っていた。
なんだ、話が違うじゃん。ふられた男が、まっていても彼女は帰ってこないよ。じゃなくて、欲に目のくらんだ、元妻を、復縁に応じなかった話じゃん。
ぜんぜん、違うぞ。
こんど、その友達と飲むことにしている。
「お前な、あん時の話、違うじゃん!!!」
って言ってやろう。案外、ことわざとか、お話とか、勘違いして聞いていることが多い。でも、納得していれば、それはそれでいいのかなあ。
ラジオを聴きながら、思ってしまった。
社長ブログ・ランキングに参加しています。よろしければクリックを!!